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でんきくらげ
監督: 増村保造
1970年
原作: 遠山雅之
脚本: 石松愛弘, 増村保造
撮影: 小林節雄
音楽: 林光
美術: 渡辺竹三郎
出演: 渥美マリ, 川津祐介, 永井智雄, 玉川良一, 西村晃, 真山知子, 中原早苗
★★★ 痛快ドロドロ劇
大映「軟体動物」シリーズの一作、といっても、「軟体」なのはタイトルだけ。
母一人、娘一人のアパート暮らしの少女(渥美マリ)が、母親のヒモに犯されて、逆上した母親はヒモを刺殺、というやるせない発端につらくなるのだが、以後のお話は、トントン拍子のピカレスクで、昇っていくのか、堕ちていくのか、「出世」を果たすたびに、受刑中の母親と面会する場面の繰り返しが、なんともいえず面白い。どろどろした情念の世界と、ドライで説話的な語り口のギャップが、見ていてついニヤニヤしてしまうような快感を産み出すのだ。
当時の風俗産業ファッションが、今は普通の女の子の流行になっているという点でも、ふしぎと新鮮に見える僥倖もあり。
渥美マリの軟体動物シリーズ
1. 「いそぎんちゃく」 (弓削(ゆげ)太郎・1969.08.30・大映)
2. 「続・いそぎんちゃく」 (臼坂礼次郎・1970.02.07・大映)
3. 「でんきくらげ」 (増村保造・1970.05.01・大映)
4. 「夜のいそぎんちゃく」 (弓削太郎・1970.07.01・ダイニチ映配)
5. 「でんきくらげ・可愛い悪魔」 (臼坂礼次郎・1970.08.23・ダイニチ映配)
6. 「しびれくらげ」 (増村保造・1970.10.03・ダイニチ映配)
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