|
|
|
|
|
|
| 19 NINETEEN 女子大生殺人レポート 監督: 城定秀夫 2005年 脚本: 高田亮, 城定秀夫, 大滝由有子 ★★☆ チンピラ(勝見俊守)にレイプされて食い物にされているのだが、暴力とセックスでマインドコントロールされて、彼の支配下から抜け出せないヒロイン(高井景子)が、同じく彼に騙されそうになった女子大生(宮路ナオミ)と手を組んで、男の殺害を企てる……。 いかにも男に騙されやすそうなヒロインの、生きることに疲れ切った様子やら、金ヅルの彼女を捕まえて離さない最低のヒモ男の生態やら、普通の女子大生の普通の言動やらがリアルで生々しい。 ヒロインが常用する精神安定剤が、二人の女子大生を結びつけるちょっとした小道具になったり、心理学の教師(野上正義)が授業で言及する「学習性絶望感」の話がヒロインの状況とリンクしていたり、動物(カメ)がヒロインの歪んだ心を映しだしたり、いつもながらの小技の効いた演出もみごと。 しかし後半、彼女らがやくざ(吉岡睦雄、中村英児)に追われる展開になってからは、コメディ・タッチに一変してしまう。 さらに言えば、冒頭の精神安定剤のアップで、胃腸薬の薬品名が映ってしまったり、ヒロインがピルケースに移した薬を見ただけで、なぜか宮路ナオミが精神安定剤だと見破ってしまったりなんていう、珍しくあれっと思うミスもあります。
|