帰ってきた モニターの中の映画館

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網走番外地 大雪原の対決

監督: 石井輝男 

1966年

脚本: 神波史男, 松田寛夫
撮影: 稲田喜一
音楽: 八木正生
助監督: 野田幸男
出演: 高倉健, 嵐寛寿郎, 田中邦衛, 由利徹, 佐山俊二, 砂塚秀夫, 内田良平, 小松方正, 上田吉二郎, 沢彰謙, 大原麗子, 国景子, 若水ヤエ子, 吉田輝雄, 土山登志幸, 小林稔侍


★★★☆マンネリ手前の秀作

シリーズ第7作。
お馴染み冒頭の、刑務所房内のチャリ場も安定。出所した健さんが、脱獄した凶悪犯(内田良平)を追いつめて、ムショ仲間の無実の罪をはらすという、無理のないストーリー展開。騎馬、列車、銃撃アクションが連続する、これまでの作品の長所を寄せ集めたような、シリーズ中の優等生的作品です。

北の果ての酒場で、ビザールなメイクをした娼婦たちがキャットファイトを見せたり、怪優・上田吉二郎演じる憎々しい悪役が、ニセ鬼虎を名乗り、本物の鬼虎(嵐寛寿郎)が下働きに身をやつしていたりと、見どころも豊富。
上田吉二郎、内田良平、小松方正と、悪役が強力なんで、見応えがあります。

ラストは健さん、鬼虎、助っ人の吉田輝男が、悪人たちの事務所に殴り込みをかけるんですけど、小松方正が、雪だるまの中に若い衆を隠して奴らを襲わせましょう、なんていう珍策を考える。
それを立ち聞きしていた吉田輝男が、健さんに教えたものだから、哀れ雪だるまに埋められた若い衆は、身動きが取れないまま、ついでのように刺されて死亡。
この度肝抜く意味のなさが、石井輝男らしい。 (DVD鑑賞 2007/8/29記)


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