| 網走番外地
吹雪の斗争
監督: 石井輝男
1967年
脚本: 石井輝男
撮影: 中島芳男
音楽: 八木正生
助監督: 野田幸男
出演: 高倉健, 山本麟一, 谷隼人, 宮園純子, 中谷一郎, 沢彰謙, 笈田敏夫, 菅原文太, 石橋蓮司, 梅宮辰夫, 安藤昇, 相馬剛三,
小林稔侍, 久保比佐志
★★★☆ 無国籍マカロニ活劇
シリーズ第10作にして、石井輝男監督番外地シリーズの最終作。
これまでの設定をチャラにして、終戦直後の北海道を舞台にした復讐伝奇ロマン仕立て。
とうとう鬼寅親分も出なくなったし、もう番外地ものじゃなくて、『修羅雪姫 怨み恋歌』みたいな雰囲気も漂ってます。
憲兵に父親を謀殺され、自らも陰謀にはまって網走で終身刑を受けている健さん。
残酷な看守、山本麟一を懲らしめて、懲罰房に閉じこめられていると、床下から怪奇な老人が出現。
独房から13年かけて穴を掘り続けたのだけれど、計算を間違えて所内に出てしまったんだと……。
で、まあ、健さんは脱獄に成功するのだけれど、いつのまにか網走とは無関係な展開になります。
コサック帽の安藤昇に、アイヌ人の谷隼人、ウエスタンふうの梅宮辰夫。
騎馬の追跡劇、ダイナマイトを使った応戦、懐中時計のオルゴールを合図に最後の決闘。
もうまるっきり、マカロニウエスタンの移植劇なんですね。
番外地を外れて、楽しい活気に満ちた作品。しかし、これが石井番外地の最後の作品になりました。
それにしても、露天風呂で高倉健と安藤昇が股間を誇示しあうかのように対峙する場面って、いったい……。 (DVD鑑賞 2007/8/29記)
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