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イヴちゃんの姫

監督: 金子修介

1984年

脚本: 佐伯俊道
撮影: 米田実
美術: 北川弘
出演: イヴ, 木築沙絵子, 志水季里子, 生駒正美, 梅田弘次, 三雲博史, 武見潤, 小松方正, 堀礼文, 丹古母鬼馬二


★☆活劇してない活劇

CS録画にて視聴。

「歌舞伎町のアイドル」イヴちゃんをヒロインにした犯罪活劇。とはいっても舞台は主に高校で、謎のフロッピー・ディスクをねらう争奪戦、といったありがちなお話。
監督の公式サイトの本作解説ページには、「事件の鍵を握るフロッピーディスクの中身がゲームのソフトでそれが何億円もの価値があるという設定だったが、当時の会社幹部は『そんなことはあり得ない』と言い、評判は最悪だった」とあるけれど、シナリオ・チェックもろくにせずに、出来上がったあとでいちゃもんつける、みたいな驚くべき環境だったんですね、当時のにっかつって。

冒頭、海辺のボーイ・ミーツ・ガール劇を、スライドショー仕立て(画は動いているけど)みたいに手っ取り早く語ってみせる趣向が楽しい。でも、それだけ。
次々とやってくる犯罪やセックスの冒険を前に、ふしぎな国のアリスのようにそれらを軽々と受け止める高校教師・イヴちゃんのお話を、先に「犯罪活劇」と書いたのだけれど、彼女が画面に登場するとアクションが停止して、「活劇」ではなくなってしまう。跳んだり駆け回ったり、軽快に動いてはいるんですが、いつも同じピンナップ写真顔で、表情に動きがない、からなのかな。

ラストは成人映画上映館での、スクリーンの前での、裸の男女8人の大乱闘になって、なんだかロマンポルノというより、ディレクターズ・カンパニーの映画を観てるような雰囲気です。
ロマンポルノに出てくるたんびにふんどし姿を見ていた気がする小松方正のふんどしをひさしぶりに見られた、なんてことが、ちょっと嬉しかったりした。


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