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美姉妹 犯す

監督: 西村昭五郎 

1982年

脚本: 佐治乾, 瀬山節雄
撮影: 山崎善弘
音楽: 甲斐八郎
出演: 風祭ゆき, 山口千枝, 江崎和代, 内藤剛志, 田浦智之, 白山英雄, 坂本長利


★★★☆ポルノグラフィのお手本

風祭ゆきが、とにかく美しくて、かわいらしくて、いやらしい。
でも、それだけじゃない作品でした。

刺激的な映画を観たいと思ってロマンポルノを観ていると、ロマンポルノがポルノグラフィだということを忘れてしまって、作家主義的な映画、問題作、異端作ばかり観てしまうのだけれど、本作はまさにポルノ。どうすれば観客を扇情させるか、ということのみを考えて作られています。

下宿人の内藤剛志が、社長のお嬢様の風祭ゆきの心の隙につけ込んで、あれよという間にレイプに至り、夜ごとの要求をエスカレートさせる一方で、妹(山口千枝)にも手を出し、ついには姉妹を並べて……なんていう、息をもつかせぬ展開。
ポルノグラフィのドラマツルギーには、基本的にはエスカレーションしかないのだと、改めて納得させる。
長編劇映画の教科書通り、みたいに挿入された、江崎和代と田浦智之の性愛の副筋も、コミカルで楽しい。

その都度、最も適切な手段を選んでいるとしかいいようがない、なんのカラーも主張もない演出なのだけれど、女優を綺麗に撮る、映画的に美しく撮る、観客に不快な思いをさせない、というマナーをきっちり守った、ロマンポルノならではのこういう作品もすばらしいですね。

とても優秀な、本物のポルノグラフィを観た、という気持ちになりました。

(DVD鑑賞 2008/03/23記)


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