★★☆
ま、楽しかったです
私立探偵プレイガール7と、香港の女賊(秋川典子)が率いる悪の組織が、黄金の宝のありかを示す古代バビロニアの秘宝をめぐって対決するというお話。
プレイガールたちを演じるのは、桜井風花、柏木留華、零忍、奈々瀬あい、宝来みゆき、朝倉まりあ、片平美里というAV女優たちで、もっとも美形の桜井風花が、いちおうヒロイン扱い。ロリ・キャラの奈々瀬あいという子が、とても張り切っています。
Vシネ、というより、ストーリーのあるAVというふうに観ていると、女の子7人のキャラの作り込みだとか、ハンドメイドの味わいの特撮だとか、わあっと思わず声を漏らしてしまった謎解きのどんでん返しだとかに驚くのだけど、過度の期待は禁物、というのは、まともに演技のできる人がいないから。
いや、中野貴雄の作品に演技なんてものを求めるのは間違っているのかもしれないが、小ネタやギャグさえ歯切れ悪く滑ってしまう状況には、さすがに厳しいものを感じて、ピンクの名優たちが脇を固めた「美巨乳コスプレ戦士
クインビー・ハニー」の有り難さが身に沁みました(ということで、「クインビー・ハニー」に☆ひとつ追加)。
本作は「プレイガール7 最も淫らな遊戯」というタイトルで劇場公開もされているようなのだが、こちらは上映時間61分で、このDVDは87分。
しかし、長ければいいというものでもなくて、AVだからたぶん本番でモザイクの入るからみの部分までも前戯からフィニッシュまでをきっちりと見せて、(それはそれとして別の価値があるのだけれど)お話が何度も中断されるのが、劇映画のつもりで観ているとつらい。
ま、劇中でバビロンの秘宝よりも大切に扱われるソフビの怪獣人形の価値だとか、そもそも元ネタの「プレイガール」そのものをほとんど知らないのはこちらの落ち度で、まだまだ修行が足りないようです。
メイキング映像に出てくる中野監督は、見るからに、こんないい人はいないだろうという、いい味のお方で、本作でもカメオ出演をするのだけれど、もっと自作に出演すればいいのに。