[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

モニターの中の映画館

日本映画>ピンク>淫臭名器の色女

淫臭名器の色女

監督: 国沢実

2000年


★☆なんだかすごいタイトル

ロマノフ王朝の秘宝のラスプーチンの壷の争奪戦という設定で、その壷には人を狂わせる魔力があるというのだから、「淫臭名器」というのは、いちおうその壷のことを指しているのかもしれない。
ヒロインの女探偵(佐々木麻由子)がミネコという、あきらかに峰不二子のイメージなので、モンキーパンチばりの、どんでん返しの連続の、しゃれたクライム・ストーリーを目指したようなのだが、俳優の演技が大仰な舞台劇ふうの泥臭さで、シリアスなのか、ライトなのか、わからない仕上がりになった。脚本は「美女濡れ酒場」の樫原辰郎。

肝心の壷は、想像通り100円ショップの花瓶にタールを塗ったような代物なのだし、また舞台のほとんどが、つかさのウィークリーマンション内に限定されることにケチをつける気はないのだが、チープな状況に釣り合う、思いきりとぼけた演出でもしなければ、見るからに格上の美女、佐々木麻由子のコメディエンヌぶりが浮かばないだろう。

劇場で偶然見てしまったら、それなりに印象深い作品かもしれないが、定価4800円のDVDを買い求めるほどでは……。


< 目次に戻る

Google