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かわいい!ジェニー Kawaii! JeNny

監督: 川北紘一 

2007年

      

    

製作: 「Kawaii! JeNny」製作委員会, 東宝, タカラトミー
シリーズ構成・脚本: 浦沢義雄
脚本: 千葉克彦, 大和屋暁, 下山健人, 川端信也
撮影: 桜井景一
音楽: 高梨康治


★★★☆とんでもなく面白いです

東宝公式サイト

去年の秋に放映されてHDに溜まっていた『かわいい!ジェニー』を、DVDに焼こうと思って編集しているところを、娘(8歳)に見つかってしまい、一緒に観ることになったのですが、親娘ともどもたちまち虜になってしまって、最終話まで見とれてしまうことになりましたのでございますわ。

1話10分程度で全26話。
ジェニーたち人形は、一人一体担当で下から支えて、手や顔をピアノ線で動かす「ひょっこりひょうたん島」方式で、この「ごっこ遊び」感覚がたまらないです。
人形操演のアナクロ方式に反して、ピアノ線がCGできれいに消されているのだし、低予算ながら、さすが特撮のスペシャリストの監督、スタッフによる、ものすごく丁寧な特撮が駆使されていて、ごっこ遊びがリアルと混線する、ふしぎな感覚が発生します。

国際科学警察のMr.クラウンが組織する、スイーツ・エンジェルズに、たまたま選ばれてしまったハイスクール2年生のジェニーは、アキラ、なでしことともに、この世からスイーツとおしゃれを抹殺しようとする、シスターB率いる悪の秘密結社エイブランの野望に立ち向かうのだった……というお話。
でも、みんなタカラトミー社のお人形ジェニーのイメージが危うくなるギリギリくらいに性格が悪くて、自分のことしか考えてないので、なにが悪なんだか正義なんだか、すぐにわからなくなります。それが妖精っぽくて、いいんですけど。

一応ジェニーたちが、チャーリーズ・エンジェルズみたいに指令を受けて、フェアリーテクターを装着し、いろんな武器を繰り出す変身戦隊ものなんですけど、内容は、巨大ロボ出現、ビギニング、ET、恋愛、シンデレラ妄想、スポーツ、ファッション、内ゲバ、秘密兵器、バレエ、妖怪、音楽、美容、大林「転校生」、モンスター、時代劇、童話、ゴシック・ホラー、ミュージカル、巨大ロボ・バトルと、あの手この手。
主要な話のほとんどを書いてる、浦沢義雄(「ルパン三世」「魔法少女ちゅうかなぱいぱい」)って、ほんと奇才ですね。

ぼくは第6話「ビーチバレー大会」、第7話「ハリーのアルバイト」、第17話「テストフライト」、第23話「最強ロボカシマC登場!!」、第25話「ミュージカル決戦」がお気に入りで、これらはすべて浦沢脚本。
第17話でリス型のモグラタンク "グランドリル" に試乗したなでしこが地下を進むと、なぜだか出くわしたナマズに対して、ナマズのくせに〜と意地になって戦ってしまうシュールな展開にはあっけにとられてしまうし、第23話以降のクライマックスで、ゴミモンスターをイタズランIIが誘惑して、そこにおしゃれ巨大ロボのカシマCが登場、恋の駆け引きを歌って踊るミュージカルに突入するところとか、ウルウル感動します。

大和屋暁のも面白かったけど、浦沢脚本の予測不可能な、わけのわからない展開に比べると、ちょっと考えオチかなー。

リカちゃんキャッスルで、なんとジェニーたちそのものが限定販売中。
http://www.liccacastle-shop.com/fs/main/sub_catalog.asp?mart_id=liccacyan&catalog_num=31506
欲しいのですわ。

(テレビ鑑賞 2008/06/09記)


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