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アイ・ラブ・トラブル

監督: チャールズ・シャイアー

1994年


★★★★古典回帰の傑作

かなりよかった「花嫁のパパ」と「花嫁のパパ2」の間に撮られた映画らしい。
これはおもしろい。
といっても、ジュリア・ロバーツがどれだけ人気スターなのかよく知らず、主役の二人に感情移入できなければできないほど、まるでホークスみたいだと大喜びする人間を楽しませる映画なのかもしれないが。

きちんとした奥行きのある画面の中で、実質的な中身のないトラブルに巻きこまれた美男美女が、ワイプを多用した軽快な語り口の物語のなかで右往左往する話。
列車、隠されたフィルム、窮地からの脱出方法と、「北北西に進路を取れ」を意識したシナリオ。軽いラブコメに、日本のパニック超大作以上の製作費がかかっていそうだ。

相手役のニック・ノルティ が、ジュリア・ロバーツにふさわしいかどうか、というのは、少しも問題に思わないのだが、ノリティにもう少し有無をいわせない色気があって、ロバーツがもっと鉄面皮ぶりを発揮すれば、スクリューボール的な味が深まっただろう(ロバーツのファンはますますガッカリするのだろうが)。
ともかく、最後までロマンティックな落ち所に落ちずに、古典に敬意を示している。めったにないことだ。


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