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| アメリカン・プレジデント 監督: ロブ・ライナー 1995年
★★★★ 自由社会の指導者たる資質を持つものは、スキャンダルや中傷に対してもけっしてオタオタせず断固たる態度を取るものだという、合衆国大統領万歳映画なのだが、困ったことにとても出来のいい映画。 あくまでもリアルに描く大統領の恋愛という、難しいテーマを克服するためにロブ・ライナーが選んだのは、揺るぎないハリウッド・クラシックのテクニックによるストイックな演出だ。ほとんど遊びのない演出なのに笑えてしまう余裕があるほど、役者がみんなすばらしい。 もちろん「リアル」というのは、ここで描かれた大統領像やホワイトハウスが現実そのものというのではなくて、米国民が抱く理想像にリアルということで、もしも現実のビル・クリントン元大統領のスキャンダルを同じようにカメラに収められたとしたら、さぞかしアンチ・リアルな映画ができあがるだろうし、現実のホワイトハウスをロケに使っても、これが本物なのかと疑うような薄汚れた映像ができあがるだろう。
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