
|
|
|
| ヨーロッパ映画 |
|
|
|
|
| エル・ゾンビ
III 死霊船大虐殺 監督: アマンド・デ・オッソリオ Amando de Ossorio 1974年 製作: J.L. Bermudez de Castro ★★★ 自主映画以下の貧相な模型の船を使った特撮に、いったいどこまで貧乏になるんだと、不安を感じさせる第三作。 それでもけっして企画を「投げて」いないのは、モデルクラブの女所長がボートメーカーの社長と結託して、モデルと女優の漂流事件をでっち上げ、スキャンダルに乗じて女優と製品の宣伝をしようというたくらみに、テンプル騎士団の棺を乗せた、呪われた幽霊船をぶつけるという、プロットの意外性からもうかがわれて、作品はあくまでも意欲的です。 それにしても第一作からヤキモキさせられたのは、ゾンビに襲われた人間がいつも金縛り状態になったり、足を怪我したり、逃げ場のない場所に自ら逃げ込んだりして、まるでやられるのを待っているかのようなでくの坊になってしまうことで、(これはこのシリーズに限ったことではなく、他のユーロトラッシュ作品にも共通した特徴なんですが)最初から逃げ場のない船上を舞台にした本作では、さらにその傾向が助長される。 それでも、クライマックスに至って、生き残った人々の本格的な攻防戦が始まると、あっと驚くゾンビ撃退の強行作戦に溜飲の下がる思いがします。さらには『恐怖の足音』をネタにしたかのような、強烈なビジュアルを伴うラストシーンが用意されている。
|